先日、インテックス大阪で開催された展示会(昨年度実績 来場者 9万人弱)で、御津電子の代表の人見が「人的資本経営」について講演してきました。
250席用意された瞬く間に満席になり、ほんと多くの方に来ていただきました。
自分でいうのもなんですが、講演後の名刺交換のために1時間ほどお並びいただく大盛況ぶりでした。
今までにないくらい、人の行列ができていたそうです。
「情熱的で、人的資本経営をやってみる勇気が湧きました」
「異動を命じられて悩んでいたが、講演を聞いて受け入れる決意ができました」
「経営方針発表会の大切さを理解できた。私もやってみる」
「今までやっていたことが正しいとよくわかった。自分を信じてみる」
といったたくさんのお言葉をいただきました。
経営者や従業員、職種を問わず、多くの方が真剣に聞いてくださったんだなぁと、感じました。
少しだけレポートしておきます。
御津電子の人的資本経営の考え方
御津電子株式会社が考える「人的資本経営」とは、まず、人の可能性は無限大である、『あなたはできる!!』という前提条件に立っています。
次に、従業員一人ひとりの強みや「やりたいこと」にフォーカスし、それを引き出すことに力を注いでいます。
そのために、「KSKサイクル(傾聴・支援・改善)」を繰り返し、実践しています。
社員が自らの強みを発揮できる環境を整え、挑戦を支援し、その成果を改善につなげることで、持続的な成長を目指しています。
この考え方を、講演ではストーリーを交えてお伝えしました。
人的資本経営のゴール:ビジョンの実現
私たちが目指す人的資本経営のゴールは、「ビジョンの実現」。
御津電子は「ものづくりを基盤とした多角化経営」を掲げており、その実現を支えるのが人的資本経営です。
実際、人的資本経営を本格的に推進してから約2年で、福祉事業など新たな事業部を立ち上げ、早期に黒字化を達成しました。
この成功の背景には、繰り返しになりますが、「人の可能性は無限大」という信念に基づき、個々の強みを最大限に引き出す姿勢があります。
日本の強みは人的資本経営にあり
日本の強みは「人的資本経営」にあると考えています。
世界と異なり、日本には長期雇用の文化があり、これは人的資本経営の土台と言えます。
企業は従業員を「あなたもできる」「あなたには可能性がある」という前提で育成し、強みを伸ばす企業が多く存在しました。
この日本独特の文化を大切に醸成することで、日本が世界で戦える力を、より養うことが可能になると考えています。
まとめ:人的資本経営で日本を強くする
人的資本経営が日本全体に広がれば、日本を再び強くすると信じています。
ただ、すべてのはじまりは、経営者が従業員の可能性を信じること
そして、彼らの強みや実現したいことを尊重し、傾聴し、支援し、改善を繰り返す「KSKサイクル」を実践することから始まります。
この活動が日本全国に広がり、日本の未来がより素晴らしくなること、心から期待してます

この記事を書いたのは?
中小製造業の経営者でしか知りえないリアルな情報を発信
【主な経歴】
リクルート出身。数々の個人賞を受賞し、GMを歴任。
【御津電子での実績】
苦しい工場経営を1年でV字回復。
技術力と人材育成を通じて、日本を代表する企業を目指している。
【岡山障害者就労支援での実績】
『強みを引き出し社会とつなげる』を使命に、2024年12月25日に会社を設立。
工賃シミュレーターなど、画期的な取り組みを行う。
【講演実績】
- おかやまテクノロジー展(OTEX)2022 『仲間と共に歩むV字回復ストーリー』
- 日本金型工業会 『WEBマーケティングの力で新規開拓 ~顧客開拓に成功した事例~』
【取材依頼】
NHKワールド、Googleニュース…etc